ペルビアンホワイトレッグとは何者なのか。
R. M. Shelley&S. B. Kiser(2000)
Neotype designation and a diagnostic account for the centipede, Scolopendra gigantea L. 1758, with an account of S. galapagoensis Bollman 1889 (Chilopoda Scolopendromorpha Scolopendridae)
直上の写真はペルビアンホワイトレッグです。第1歩肢の腿節に棘がありますね。
第2歩肢以降にはありません。つまりScolopendra galapagoensis の特徴と合致します。
歩肢のトゲに関しても確認が出来ました。(ベネズエラジャイアントの方は標本が硬直してしまい、肉眼での確認となります。)
2021.3.27 修正
これも2種を分類するカギと書かれています。
こちらが根本付近の疎毛触角節、
こちらは先端付近の密毛触角節。
含めても含めなくても疎毛触角節に関しては
むしろ Scolopendra galapagoensis に近いような様子になってきました。
第一歩肢の腿節にのみ一対の蹴爪を持つことを含めると
アジア産オオムカデをまとめた書籍を発行しています。
南米と共通する部分も多いため、ぜひご覧ください。
ペルビアンホワイトレッグ
ペルビアンジャイアントとも呼ばれています。
アルバゴールドについてはこちら。
スケッチ
R. M. Shelley&S. B. Kiser(2000)
Neotype designation and a diagnostic account for the centipede, Scolopendra gigantea L. 1758, with an account of S. galapagoensis Bollman 1889 (Chilopoda Scolopendromorpha Scolopendridae)
Tropical Zoology,13:1, 159-170
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