ヤンバルオオムカデとアオズムカデ

ヤンバルオオムカデは2022年現在、

種の保存法に基づく緊急指定種に指定されています。

ヤンバルオオムカデ(仮称)が新種として記載されました。 2021年7月1日より種の保存法に基づく「緊急指定種」に。

 緊急指定種に指定されると、個体の捕獲・殺傷、譲渡し、輸出入、陳列などが原則禁止となります。


ヤンバルオオムカデ(仮称) 
2021年4月12日→リュウジンオオムカデ
Scolopendra alcyona

アオズムカデ( Scolopendra japonica) 沖縄県北部産

両者は同所的に分布していますが、
最大サイズ、成体の色彩、性質などは全く異なります。

沖縄県北部産のアオズムカデは、日本屈指の美しい地域色であり、

同じく美しいリュウジンオオムカデとの混同が多くあります。


オークションや販売サイトでは、細かな形質は見れませんので
数枚の写真を元に判断するしかありません。そして写真だけで判断すべきではないと思います。

特に幼体は似ていますので、初見では間違えてしまう事も多いと思います。
販売者側が悪意なく間違えている事もあり、判断が難しいこともあります。


ザックリとした見分け方ですが
ヤンバルオオムカデは、腹部も比較的濃い色彩
アオズムカデは腹部が明るい色になります。


色温度をいじって意図的に青く、ヤンバルオオムカデに似せているものもありますが
このコントラストは確認出来るはずですので、注意深く観察してみてください。


ただし、厳密な同定はこの方法では行えません。

オークションで万一の取り違いがあった時は、購入しただけで罰せられます。

※違反した場合、5年以下の懲役や500万円以下の罰金(種の保存法第57条の2)


他島のリュウジンオオムカデは足が黄色い場合もあり、

トビズムカデと似ています。

この理由もあり、基本的にオークションサイトでのムカデ購入は避けるべきでしょう。


間違えた場合の罰則が、とれる利に対して大きすぎます。




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