Terminal_Legs奇蟲写真2020環境部門
総評
Terminal_Legs奇蟲写真2020環境写真部門にご応募頂き、誠にありがとうございました。
今回より、ムカデと奇蟲を分けてのご応募とさせていただきました。
奇蟲の多様性について広く楽しんでいただきたいという趣旨のもと独立部門としています。
今回も様々な奇蟲が登場してくれます。
彼らはどのような環境に棲息しているのでしょうか。
それでは発表いたします。
奇蟲部門
金賞
『妖光』 2020年11月17日 沖縄県西表島 オオシママドボタル Luciola atripennis ooshim
八重山諸島に生息。
甲虫らしさを感じさせない奇妙な形態や怪しく光る発光器、実物のボリューム感。どれを取っても““異形””という感じでとても魅力がある。特に頭部に気持ち悪さを感じたのでそこを写した。また尾脚部分の発光器が映えるよう、ライティングを工夫した。
-えせ様
Terminal Legs コメント
落ち葉の上で暮らす彼らの棲息風景が素晴らしい作品です。
すぐそこにいるんじゃないか、と思うほど息遣いの感じられる一枚でした。
怪しい光がともに映し出せされているところも美しいです!
銀賞
『黄金沢蟹』 2019年9月 鹿児島県 サカモトサワガニ
広域に分布するサワガニ。体色に地域差があるとされている。
表層の流量がほとんど無い、枯れ沢のような環境で逞しく暮らしていた。黄金色の体色が特徴的な個体群
-佑爺様
Terminal Legs コメント
ムカデ部門に続き、美しい写真のご応募をありがとうございます。
サワガニにしては大型で、この体躯を維持するには、相応の環境が必要なはずです。
美しい風景と共に守りたい存在ですね。
銅賞
『洞窟の主』2020年10月22日 大阪 Chilobrachys sp. Electric Blue
タイ、ベトナムの熱帯雨林に生息する地中性のタランチュラ。牙、触肢•前足内側が構造色で青色の光を放つ。
自然界では自分で作った穴の中で大半を過ごし、獲物が来るのを待ち構えている。
土部分にはモデリングソイルで洞窟のように形作った後、地上部分には熱帯雨林をイメージしてシノブゴケを敷き詰めた。引越し後はものの数日で糸を張り巡らせ、今の状態に落ち着いた。
Terminal Legs コメント
素晴らしいレイアウトです!
巣穴の内部から撮影したような雰囲気に引き込まれました。
飼育する際も、このように現地の環境を模したものなら、さらに味わい深くなりそうです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
掲載しきれなかった他の作品も数多くございます。
なかなか、行動の制限もあり、難しい世の中ですが
これを機に現地の風景に思いを巡らせてみるのはいかがでしょうか。
これからもワクワクする作品、お待ちしております。
次回はポートレート部門を予定しています。
今後ともよろしくお願い致します!
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