ガラパゴスジャイアントはガラパゴスから来ない

ガラパゴスジャイアントという名前はScolopendra galapagoensis という学名に由来します。

実際にはペルー便で来ているため、ペルー産と思われます。


Scolopendra japonica , Scolopendra hainanum の様に種小名に地名が付いているムカデは多いですが

必ずしも学名の名前と産地が一致していませんよね。

ガラパゴスオオムカデも種小名からそう呼ばれているだけで、必ずしも産地がガラパゴスではないということです。


そもそもガラパゴス諸島は石をひっくり返すことも許されないほど厳密に生物保護がなされており

そのため、ガラパゴスから生き物が来ることは極めてまれです。


産地+特徴で名付けた方がわかりやすいため、私ならペルビアンブラックジャイアントのように名前を付けたかもしれませんが

ガラパゴスオオムカデ、ガラパゴスジャイアントが普及しているため

あえて新しい名前を付ける混乱を避けるべく、そのままガラパゴスと呼称しています。


学名由来でもありますから、妥当なネーミングですね。


南米の超巨大種といわれる他種と比べてどう成長するか今後が楽しみです。

詳しくはこちらをご覧ください。


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