湯気通しムカデ 標本の手直し
決して食べるわけではございません。
液浸標本などにしたあと、カチコチに固まった標本を柔らかくするために蒸気に当てたり、50℃程度のお湯に浸す事があります。
特に曳航肢などは無茶苦茶な方向に固まってしまうと細部が観察できません。
大きさや状態によりますが、30分程度湯気通しすると撮影に耐える程度には動かせます。
99%の酒に浸し、80℃の湯気に通し、ムカデから、どんな報いを受けるかわからない事ばかりしておりますが
こういった地道な記録が後々役に立つ事も多いので、積み重ねていきたいですね。
最終的には重なりあっていた曳航肢を動かして撮影する事ができました。
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