シンガポールのアギトアリ

昆虫界最速クラスの顎を閉じる速度を誇ったアギトアリ!

アゴの関節がボールジョイントの様になっており、180°以上の角度に開かれていることすらあります。


指パッチンのような仕組みで高速で閉じるようです。

石などを挟むと自ら吹っ飛んでいく様子も見られます。


なお、ほかの昆虫にこの力を使うと、外骨格に穴が開いたりすることも…。

人にはダメージが入らないようで音がするので少しビックリはしますけれど大丈夫です。

ただしハリアリの仲間で、腹部先端の針はかなり痛いとのお話です。

未経験故わかりませんが、香港で大量のハシリハリアリに刺されたときは

持っていたカメラを投げるくらい痛かったです。

注意が必要ですね。


トラップジョーアント(罠のアゴのアリ)とも呼ばれています。

確かにトラバサミの罠のようです。



探せばいたるところにいます。

沖縄にもオキナワアギトアリが棲息していますね。


本州にも限られた地域にいるとのことですが、まだ見たことがありません。



参考文献

青沼仁志.生き物がもつ身体構造と身体運動.「環境を友とする制御法の創成」特集号.2019,pp.226-227




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