マレーシアンチェリーレッドの飼育方法

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マレーシアンチェリーレッドはオオムカデ属の中でも、最も赤いムカデでしょう。

高地産をハイランドチェリー、

低地産をローランドチェリーと呼び分けることもあり、

一般にはハイランドの方が、鮮やかな赤と言われますが、逆転も多く識別は困難です。


ハイランドチェリーは高地に棲息しており飼育の際は低温を維持する必要があります。

現地の流通や、個体数を考えると、日本で見ることのできる個体のほとんどはローランドと思われます。

どちらも低温には強いため、心配な場合はやや涼しく飼育するのが良いと思います。


飼育環境 

ハイランドチェリー

温度:16℃~26℃

湿度:50%~80%


飼育環境 ローランドチェリー

温度:23℃~28℃

湿度:50%~80%



飼育容器はレプタイルボックスや特大プラケースが適しています。

初めて飼育される方は特大プラケースがよいでしょう。

レプタイルボックスに比べ高さがあり、ムカデの扱いに慣れていないうちでも脱走の危険が少ない利点があります。


大粒赤玉土を1㎝程度敷いてその上にヤシガラを6〜7cm程度敷きます。

潜る性質が強いため、他種のように赤玉土中心よりヤシガラを深く敷いた方が良いでしょう。

また、平たいコルクを隠れ家として用意します。


マレーシアンチェリーレッドは多湿環境を好みますが

常に床材が濡れていると突然死をすることがあります。

よく湿らせる場所と、ある程度渇き気味の場所を作ることがポイントです。


温度調節

熱帯に生息するムカデですので、冬季は加温する必要があります。

これはハイランドフォームでも同様で、緩やかに加温する必要があります。

加温にはエアコンを使うのが理想的ですが、難しい場合はパネルヒーターを用います。

ケージの底面すべてを温めてしまうと熱で死んでしまうため

温める場所は最大でも底面積の半分までにしましょう。

夏季はハイランドフォームはもちろん、ローランドフォームでも冷やす必要があります。

目安として上限は28℃で、日光や窓際は厳禁です。


日中一時的に30℃程度になっても問題はありませんが、
33℃を超えるようだと危険域と言えます。
エアコンの設定を見直して下さい。

必ず通気の良いケージを用いてください。

特に自作ケージをされる場合は、逃げ出さない程度の穴をたくさん用意しましょう。


給餌

コオロギ、ゴキブリ、ジャイアントミルワーム、ピンクマウスなどを与えます。

週1回程度が目安ですが、フンをしたかどうか、腹のふくらみ加減はどうか

観察しながら給餌量を調節してください。


ムカデの扱い方

毒性があり、素早い動きのムカデを扱いきれるのだろうか。

このような不安を持たれる方も多いのではないでしょうか。


①ケガしないこと

②脱走させないこと

この2つが重要です。


まずは革手袋とロングピンセットを2本用意しましょう。

溶接用の革手袋は外国産オオムカデでもすぐには顎肢(毒牙)を通しません。


ピンセットを2本用意するのは、ムカデがピンセットを登っても

すぐに切り替えられるようにするためです。


ムカデのちょうど中心あたりを下からすくい上げて挟むのが良いです。

かなり暴れますので、速やかに目的の場所に移動させましょう。

マレーシアンチェリーレッドは特に速いムカデです。

確実に1度目ですくい上げることが肝要です。


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